平町三丁目にあるお地蔵さん

1941年 ( 旧編集委員会 1980年1月 筆 )

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 横山メッキ工業所、北側の道端にいつもきれいに祀れて、道行く人々の交通安全を見守って、あふれる慈眼のまなざしを注いでおられるお地蔵さんがある。

 ここにこうしたお地蔵さんができたのは、昭和16年(1941)2月8日のこと、鈴木筆四郎さん(故人)の四男 正美ちゃん(5歳)が、踏み切りの北側にある親類の 鈴木九一郎さん(故人)の家に遊びに行った帰りに、電車にはねられて死亡するという痛ましい事故があった。

 九一郎さんが、その供養のためにオマツリされたものである。以来、近所の鈴木えつさん、横山とし子さんらの熱いお祈りと供花が続けられている。