横山メッキ工業所、北側の道端にいつもきれいに祀れて、道行く人々の交通安全を見守って、あふれる慈眼のまなざしを注いでおられるお地蔵さんがある。
ここにこうしたお地蔵さんができたのは、昭和16年(1941)2月8日のこと、鈴木筆四郎さん(故人)の四男 正美ちゃん(5歳)が、踏み切りの北側にある親類の 鈴木九一郎さん(故人)の家に遊びに行った帰りに、電車にはねられて死亡するという痛ましい事故があった。
九一郎さんが、その供養のためにオマツリされたものである。以来、近所の鈴木えつさん、横山とし子さんらの熱いお祈りと供花が続けられている。